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とんでもないもん見せたるヘボ!(『ヘボット!』第50話感想 ネタバレあり)

ヘボット!』第50話「にちようびのせかい」見ました。

「とんでもないもん見せたるヘボ!」とは49話の次回予告でのヘボットの台詞ですが、どんなものを見せてくれるのかワクワクして待ったこの1週間……。

アニメの最終回前は楽しい気持ちだけじゃなく、寂しい気持ちもあるのが普通だと思っていました。
でも子供の頃を思い返せば、少なくとも自分はそんなことなくて、楽しみでしかありませんでした。

先週の放送を見た後、昔みたいなただ最終回を楽しめる状態になれました。
そうなった時点で自分にとって『ヘボット!』の最終回が「とんでもないもん」になることは、確定していたのかも知れません。


※以下ネタバレありますので、ご注意下さい!


前回、黒いトキトキネジにより1話目からやり直しになった世界で、開始早々オールディスとヴィーテ姫の結婚報告とか予想外です。
ようやく「どんかんおバカ」なネジルゼロと一緒になれて、めでたしめでたし。

ここからハッピーな連鎖だろうと期待していたら、OP挟んでサブタイトルどおりに日曜日の話が始まって、壁からキリンが飛び出して……。
悪夢でした。
これこそ『ヘボット!』だとか、分かっちゃってる風な感じで見ていたらパチボットが、沢山。

話は数日前、ルイが地獄から戻ってきたところに遡ります。

ルイを迎える、ガシャボットとぬいぐるみボットにソフビットの懐かしい3体。
そして、ルイの正体がパチボットだったことが明らかに!
彼らが集まった目的は、アニメ(『ヘボット!』)を乗っ取り主役になることでした。

ヘボットが目覚まし時計を破壊した瞬間、危ない目をしたポリドロケンが現れ、ヘボネジコンビは逮捕されてしまいました。

暴力描写と堕落した生活態度の描写が、まずかったようです。
さらには「毎回脳みそがとけそうです」「脳とけアニメに屁が止まりません」という苦情が届いたのなら、仕方ありません。

健全で平和なアニメにする会、「脱・脳とけアニメの会」として立ち上がったボキャ美とボキャリーマンズ。

ネジかけ屋は廃業、チギルは個性を削られ生まれ変わり、宿題大好きいつも笑顔な田中になりました。
処分保留となったヘボネジコンビに助けを求めるペケット。

ペケットを追ってきたボキャ美とヴィクトリニティリーマン。
ボキャ美たちは、これまでの『ヘボット!』をことごとく否定していきます。

修行中のナグリとモエカストリオの元にも現れてダメ出ししますが、ナグリの圧力に屈して逃走。

黒ヘボットのレベルアップに喜ぶネジキール卿とソルジャーボットは、温情で放置。
いもチンプリンスにバイトを斡旋してもらうマンドライバーは、同情で放置。

しかし、手ぬるいとオーナーであるパチボットからはクレーム。

ミョンミョンヘボラヘ~
ミョンミョンショボラヘ~
ヘボトーヘボトー

諸悪の根源として逮捕されるエース・オカ。
ついでにボキャバトルも禁止して、『ヘボット!』を全否定。

「やなもの見せない楽しさいちばん」
「感動お涙分かりやすさ」
「はやりは正義ノらなきゃ悪よ」
皮肉りまくりのボキャリーマンズ。

「理想的なテレビアニメとは?」
とのパチボットの問いに答える形で、更に皮肉りまくるソフビットたち。

ヘボット!』という作品の存亡をかけヘボネジコンビが、ボキャ美パチボットのペアとボキャバトル。
ヘボネジコンビはカットされながらもハイパーコンボを繰り出しますが、敵はまさかのウルトラコンボ

ノリノリとトキトキによるネジかけが炸裂し、脱・脳とけ会ことボキャ美とパチボットが勝利してしまいました。

ミラ~チョミラ~チョミンミンバ
パラソー!
ミレ!
エラブリブリブリメッセチョーネ!

CMが明けると、場面が変わっていました。
一部の人が地下に逃れたみたいですが、地上はどうなっているのか……。

ヘボット!』は健全に生まれ変わり『かたづけだいすき!ペボッちょくん』に。
ムラキ親子は録画していたその新番組を視聴し始めましたが、つまらなさにうんざり。

主人公の佐藤が登校していると、空からペボッちょくんが降ってきて頭にぶつかりましたが、真ん丸なので痛くありません。

全番組が『ペボッちょくん』になり、ナグリまで取り込まれてしまっているとか怖すぎます。
ヴィーテ姫はハネムーン中なので緊急要請であろうと無視。

「だれもアニメを見なくなったゴロ」
「どれを見ても同じグチ」
「無難な丸いアニメばかりでゲロ」

あくまでも『ペボッちょくん』に対する批判です。

ここまででも恐ろしいですが、ここからがパチボットによる真の計画でした。
それは過激な新・神アニメを流すこと。

チャラララ~セシボンチャラルリ~
『パチボット』

「いやぁすばらしい泣ける!出会いと友情 伏線とミステリー そして神作画!これ売れるパチ!」
自画自賛するパチボット。

15話まで進んだところで反抗を決意したモエカストリオがネジ屋を訪問し、お陰でネジルたちが復活しました。

『ペボッちょくん』も『パチボット』も初回から50話まで全て、2017年9月24日に放送されていることに気付いたムラキ親子。
同じ日曜日が繰り返されている世界だったのです。

自分たちは日曜日にだけ存在するだとか語り始め、47話のカレンダーについても触れるチギル。
とうとう「外側の話!視聴者の時間軸だ」とまで言ってしまいます。

日曜日を終わらせるためパチボットに挑むカルテット。

「待ってたパチ いや 今はお前らがパチモンパチ ヌハハ…」

尺的にラストのボキャバトルは、パチボットのパチコンボをヘボネジコンビのウルトラコンボで破って決着!

納得のいかないパチボットにより次元ネジが起動し、虚無ヘボット再び。
(目玉が飛び出すオールディスで笑ってしまったのが悔しいです)

宇宙消滅の危機は、めみ子のお願いで救われました。

こんな最終回で良いのか問うネジルに、日曜日以外の世界に進めると思えば楽しみだと言うチギルとペケット。
二次創作云々という話でしたが、アニメの放送が終わっただけだと伝えたかったのだと僕は思っています。
(みんなの心の中で続くんだよ、とかそういう系の話かな、って)

キャラクターが集合した絵を背にアリガッ・トウでED!
曲の間、泣かせにかかったのかどうなのか懐かしい映像が流れますが、見ていて凄い楽しかったです。

CM挟んで最後のヘボワードは「こころのネジをシめていこうぜ!!」でした。

「イイヨ~ イイヨ~ ユルめて シめてイインダヨ~」と最後締めちゃうスゴ様が可愛いかったです。
(主人公じゃないのに良いのか、と思っても多分イインダヨ~)


ヘボット!』のアニメがこれで終わってしまったわけですが、約1年楽しかったって記憶の方が圧倒的で個人的には全く寂しくありません。

(自分は2話から見始めたのですが)これまで見てきた積み重ねもあって、最終回はかなり楽しめました。
何とか拾えるパロディもノータッチで流れを簡潔にまとめようとしたのに、つい長くなってしまったほど楽しかったです。
(長くなったのは、ミョンミョンヘボラヘ~とか全て書こうとしたからでもありますが……)

そんな最終回の中で最も面白かったのはパチボットのラスボスっぽい台詞、というか笑い声でした。
(何がツボに入ったか自分でも分かりませんが、アホみたいに笑ってしまいました)


ヘボット!』のアニメを作ってくれた人たちに「アリガッ・トウ」と言いたくなる「とんでもないもん」を見られて、ええ日曜日です。