ぷらぷらぷるぷる垂れ流し

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぷらぷらぷるぷる垂れ流し

思いついたことを垂れ流します

期待とのギャップ(アニメ『ローゼンメイデン』について)

事前に抱いていた期待と実際に体験した時の感覚にギャップが生じることは、ままあります。
(誤差レベルの違いなら無視しているというだけで、ギャップは必ず発生すると言えるかも知れません)

ギャップがプラス方向のものであれば単に嬉しい誤算ですが、マイナス方向のギャップは可能なら避けたいものです。
期待しなければ良いのでしょうが、故意に期待するわけではないですから簡単じゃありません。


ローゼンメイデン』は自分にとっては、2013年のアニメ(以下『ローゼンメイデン(新)』)と2004年のアニメ(以下『ローゼンメイデン(旧)』)で異なる方向のギャップを感じた不思議な作品です。

ローゼンメイデン(新)』には期待しすぎたのかガッカリさせられ、『ローゼンメイデン(旧)』は期待を軽く超えてきました。

「すわ、懐古趣味のオッサンが出たぞ」なんて思われそうですが、(少なくとも自分には)そのようなつもりはありません。

何せ『ローゼンメイデン(旧)』を初めて見たのは、(新作が理由で)2013年に行われたニコニコ生放送での一挙放送でのことです。
それ以前に見たことがないのに、懐かしいといった感情は持ちようがありません。
(アンティークドールを扱った作品が好きな時点で懐古趣味の気がないとは言い切れないでしょうが……)

勿論、本来の意味通りに「古い」ことに価値を見出しているのであれば、たとえ初見だろうと『ローゼンメイデン(旧)』に対し付加価値が発生します。

とはいえ、(当時)放送前の作品であった『ローゼンメイデン(新)』に対し、『ローゼンメイデン(旧)』は(自分が知らなかっただけで)一部で大きな話題になった作品らしいじゃないですか。
そのような情報を目にしては当然、期待してしまいますし、視聴前の自分の期待度は下手すると(『ローゼンメイデン(新)』よりも)『ローゼンメイデン(旧)』に対しての方が高かったかも知れません。


そんなこんなで、原作とアニメでは設定からストーリーから色々と違うとか前情報を少し頭に入れてから、『ローゼンメイデン(旧)』を(一挙放送なので当たり前ですが)一気に見ました。
原作漫画未読だったことも無視出来ない要素ではありますが、期待していたよりも面白くてちっとも飽きませんでした。

ちょっと具体的にいうと、翌日だったかさらにその翌日だったか、すぐに原作漫画の単行本を買いに走ったくらい面白かったです。
その時は、集英社から新たに出版された『Rozen Maiden 新装版』全7巻と続編である『ローゼンメイデン』の3巻くらいまでをまとめて買いました。

(アニメを見る前に軽く情報は頭に入れていたものの)実際に読んでみると『ローゼンメイデン(旧)』と本当に話が全然違ったので驚いたものの、アニメはアニメで原作は原作といった感じで二度美味しかったです。
(マスターがミーディアムだしジャンクって言葉が洒落になってませんし、かずきですし違いすぎます)

そして、『ローゼンメイデン トロイメント』(以下『トロイメント』)と『オーベルテューレ』は『ローゼンメイデン(旧)』視聴後かつ原作漫画の読了後、自分の中で期待感が最も高まった状態での視聴となりました。

が、特に『トロイメント』は期待を超えるどころか前作と比べてもずっと面白かったです。
全く不満がないなんてことは当然ありませんが、OPとEDだけでもマイナス部分なんて帳消しに出来ます。

オーベルテューレ』は面白さの点でははっきり言って微妙でしたが、『ローゼンメイデン(旧)』と『トロイメント』の補足として必要だったとは思います。
(別の媒体でも良かったかな、と思わなくもありません)

そんな(期待とプラス方向のギャップを感じた)作品である『ローゼンメイデン(旧)』、『トロイメント』(と『オーベルテューレ』)に共通する最大の欠点は、原作とのキャラクターデザインの相違です。

それはそれで良いとは思っていますが、もし音声など他の部分はそのままに、キャラクターデザインだけ(原作のものに)近付けたリマスター版が出るとしたら喜ばずにはいられません。


だから、『ローゼンメイデン(新)』に期待しないわけがなかったんです。

予告映像を見た時にどれだけテンションが上がったか。
(期間的に)思い入れなど持ち得なかった当時の自分ですらそうだったのですから、旧作からずっと待っていた人は本当に興奮したに違いありません。

そして、旧作(の原作から変更された部分)に不満を持っていた人が予告映像を見て抱いた期待は、想像することすら出来ないです。

で、全話見終えた時、流石に「裏切られた」とまでは思わなかったですが、「外れた」とは思いました。

あと、何だか悔しかったです。

キャラクターデザインが旧作よりも原作に近付けられ、話の流れも大筋で原作をなぞっている以上、(つまらなければ)原作が悪いと思われると考えたのかも知れません。

とにかくまあ、(『ローゼンメイデン』は)同じ漫画を原作としたアニメなのに、事前の期待と実際に視聴して感じたこととのギャップが(新旧で)反対の性質を持っていた不思議な作品でした。
仕切り直して再びアニメ化された作品は他にもいくつか知っていますが、キャラクターデザインの変化などが気に入らなくて見なくなることが多いため、(『ローゼンメイデン』が)個人的に珍しいケースになっただけだったりします。

つまりそれだけ期待していたということで、途中で切ることすら出来なかったのも同様の理由です。

ローゼンメイデン(新)』は好きとは言えませんが、中途半端なところで終わったので続きは是非ともやってほしいような、そうでもないような……。

金糸雀の声がどうなるかとか不安要素が山ほどあって期待出来ないので、むしろ続編は楽しめるかもと最近はポジティブに考えられるようになりました。